ドレミの話
「えぇ〜!ドレミって、日本語じゃないんですか∑(゚Д゚)」
今日はドレミの話を一つ。
ピアノを教えていて、だいたい最初に驚かれる事。
「えぇ〜⁉️ドレミって、日本語じゃないんですか∑(゚Д゚)」
はい。そうです。日本語じゃないんです(^^;)で、たいてい次の質問は、
「じゃあ、それはどこの言葉?」
「日本語ではなんて言うの?」
えぇ〜っと、ドレミはイタリア語で、日本語ではイロハの名前がついています。
「ヘェ〜、イタリア語なんだぁ。ん?イロハ⁉️ あぁ、そうか。」
と、続きます。日本音名は学校で習っているはずなので、だいたいの方は聞いたことがあります。
ドレミファソラシドは
ハニホヘトイロハ となります。
となると、当然、皆さんもご推察の通り、次の質問は
「なんでイから始まらずにハから始まるの?」
で ございます。
もう、この辺からは、生徒である子どもはそっちのけで、お母様に納得して頂くための時間です。最近の子どもはイロハはかなりの割合で知りません。イから始まろうが、ハから始まろうが外国語と変わりないのです。ちんぷんかんぷんです。
あまり子どもを蔑ろにも出来ないので、
「諸説ありますが、今の世界基準音が、ラの音なんです。」
「ピアノの音は音叉(おんさ)を使って調律するんですが、それがラの音です。」
「英語ではラはA、ドイツ語ではA(アー)で、やはりラが始まりの音ですね。」
なとど、確信を突かないお茶を濁した説明で、その場を取り繕い、
「だからラの音がイロハのイになるんですね〜」
と、無理矢理結論へ持って行きます。
ヘェ〜、とここで、大抵の方は解ったフリをしてくださいます。
肝心の何故ラから始まるのか、と言う答えは、音楽史を紐解き、謎を解明し、推察する以外はないのでございます・・・